2018/01/26
「美容師になりたいと思ってこの世界に入ったわけじゃない」
美容業界に入ってからの数年間はずっとそう思っていました。
実際、身内に美容業に従事している人もいなかったので誰の背中を見たわけでもなく、
自分のしたい事の通過点に必要な事だけだと思っていたのです。
ある事に気が付くまでは。。。
皆さん、こんばんは。
トータルバランス美容プランナーの小原 木聖です。
今日はなぜこの育成スクールを立ち上げて、
美容師さん、またはそういった美容業に関する方のブラッシュアップのお手伝いをしたい、
いやむしろ、その地位の向上までも応援したいと思ったのか。
その理由を綴りたいと思います( ̄^ ̄)ゞ
(今日のトレーニング中にふとそれを思い出して熱く語ってしまったからなのですが。笑)
それは10年以上前のある日、
「シャンプー」という手技をとおして、はっと気が付いた事があったからのでした。
その前に…
皆さんは頭皮が大腸や腎臓などと一緒で、
大切な排泄器官である事をご存知でしょうか?
そうなんです。
その方の汗や皮脂を排出する役目も果たす大切な器官です。
「美容師さんってシャンプーが大変そう」
そう言われるゆえんもここにもあるのかもしれません。
ですが、
私たちはシャンプー、もしくはヘッドスパや頭皮洗浄などの技術をとおして
大変どころか、
もっと気持ち良いと言われたい、喜んでもらたいと頑張る事が楽しかったりするのです!
「シャンプーの下手な人、またお店は結局上手くいかない」
よくそういった言葉が聞かれきますが、確かにそうなのかもしれません。
なぜなら、
美容師さんの(理容師さんもですが)
技術習得の仕組みの何がすごいかというと、
この気づきがあるないに関わらず、
無意識のうちに「奉仕の精神」を植え付けて頂ける環境である事です!
サービス業の大事な原点を身体で覚え込む事が出来るのです。
そして、
昨今の社会問題の中でも特に増えているメンタル不調や認知症などの問題。
人に触れる、スキンシップをお互いに頂けるという業務をとおして、
癒しあえているこのお仕事の重要性とその大きな役割。。。!
(こういった効果があるから、お客様のためにもっと頑張りたいと思うのかも。。。)
また、ビジネスといった視点でも
髪は必ず伸びてくるという事からリピート率が高い職業にであると再発見した瞬間、
これほど生活の中でいろいろな可能性を秘めたお仕事はそうないだろうなと思ったのです。
そして、
こういった事を美容師さん達自身がどれだけ気が付いているだろうか、
とてももったいない事をしている人、
気づきを得る前に辞めてしまっている人が多い事、
何かの気づきのための橋渡しを出来ないものか、と思ったのです。
また、
美容師さんは勉強が嫌いな人が多いというような言われ方をする事が少なくないと思いますが、
あれだけ練習熱心な人の集まりですから、本当はそんな事はないのだろうなとも思っていました。
そしてその理由は、
もしかしたら
このお仕事が言葉に頼らなくても感覚で通じあえる力を高める要素が強いため、
細かく言語化する必要性が薄かった事、
場合によっては癒しに言葉が邪魔になる事すらさえもあったからではないかと感じたのです。
では、どうしたら良いのかと10年間程
模索し続けてきた結果、
ようやっと自分の中に何かが見え始めてきたのでした。
私はけして成功事例ばかりな人間ではありません。
むしろ失敗のほうがはるかにはるかに多い人間です。
ですから、
頭ではなく自分の心と身体で痛みを感じて学んできたと自負しています。
そんなあれこれの想いを少しでも伝えて、
お役にたちたいと腹を決めています(*’U`*)
たくさんお伝えしたい事があって、
毎日ワクワクしています!
先日、アメリカの事例で2017年2月3日の記事にこんな話が載っていました。
名門大学より「ブルーカラーになりたい」。
若者からジワジワと人気をあつめる職は「肉体労働」
10年後に今ある仕事の半数が消えるというなかで
残るであろうこの美容業。
今のままではなく何かしら進化した形態になるのではないかと私は考えています。
ちなみに、
私がご提案したいのは
頭脳労働も肉体労働も楽しんじゃおうと考えるこの「トータルバランス美容プランナー」ですよ(笑)(^∇^)
最後に
易経の言葉に
『窮ずれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し』
というものがあります。
あらゆるものは絶えず変化していきます。
その変化はどこかで窮まる。
そうすれば、また次なる相に変化する。
不変なるものは決して永遠にはなりえず、変化こそが永遠です。
変化することで「通じ」、「久し」となる。
美容業をとおして、
そろそろ地球上に起きているたくさんの問題が
きゅっと心豊かに楽しくなれる方向にシフトしたら面白いんじゃないかな、と
そんな妄想をしているこの頃でした(*´v`)