2022/09/27
「サメと戦って勝ちたいのなら、水中に入らないことだ」
~George.M.Whitesides教授(ボストン)~
「サメ」とはビジネス界における「強者」を指している。
いわゆる孫子の兵法などと同じように、ビジネスの戦略を例えた言葉である。
ホワイト先生曰く、弱者の戦略の「弱者」とは「チャレンジャー」を指すそう。
皆さま、こんにちは。
トータルバランス美容プランナーの小原 木聖です。
今日は、久しぶりに経営者の顔で投稿したいと思います。
私が所属する北海道ニュービジネス協議会において、
『北海道発ビジネスのパラダイム・シフト』セミナーがあり、気合を入れて学びに伺いました。
講師の小野光則先生は、北海道出身。
宮田昌利副会長と親しいご関係であり、
また道産子愛の精神からお引き受けくださったそうです。
詳しいプロフィールは下記の画像をご覧ください↓
まず、小野先生から企業ブランドに頼り切ってしまった事例をいくつかご紹介いただきました。
ひと昔前はこれでも充分戦えたのですが、世代交代を経て購買目的が多様化し、
企業ブランドと商品ブランドが変化してきてしまったとのことでした。
こちら、一消費者としても充分頷けるお話です。
私が事業を営んでいる美容業界においても、まさに女性消費者、男性消費者のニーズは企業ブランドだけでは補えません。
さらに、コロナ禍による100年に一度といわれるパラダイムシフトが、変化の波にさらなる追い打ちをかけてきました。
最近、私も身に染みて世の中の変化を感じています。
おかげ様でサロンは忙しいのですが、適切なポジションの人が足りない、助っ人を頼んでも周りも人手がない。
そして、経費があがる一方。
そのうえ、コロナ禍前より売上が落ちていないので、ほぼ助成金などがいただけない。
これでは、働けど働けど利益減???
現在、対策案とその動きの為に、毎日一歩一歩ですが頑張っております。
この先人口減少も進み、ますますマーケットサイズは変わるでしょうから、
本当にいろいろ策を錬って手を打っていかねばいけませんよね。
しかし、だからと言って軸がぶれて、「奇策」になってしまってはダメだとも思います。
まさに、サメさんに食べられるのみか、と。
さて、ではどうするのかといったところですが、
競争優位の3原則(経営学者:マイケルボーダー博士)の言葉を引用されていました。
コストリーダー
差別化
集中化
こちらの原則に当てはまる北海道企業の成功事例といえば、セイコーマートさんでしょう。
このセミナ―でも、利益率の高さ、差別化等の成功要因を分析されていました。
以前、丸谷社長(現会長)のお話を伺った時から、北海道愛を経営者として経済で成し遂げていらっしゃることに感動し、
(理想はあっても、実現は難解なことですよね)
その理由のひとつには、原因追及を数値化でしっかり行っていたことがとても記憶に残っています。
他にも、飲料水のRed Bullの成功例やムーンショット理論なども触れ、
消費者からの認知力の大切さ、その方法、大志からの動き方などについて学びと気づきになることがたくさんありました。
また、小野先生の研究者としての一面も垣間見え、内容がこってりと詰め込まれた時間となりました。
まだまだお伝えしたいことがありますが、この辺で。
ご興味のある方は、ぜひ北海道ニュービジネス協議会へご参加ください。
さて、今年度から、私は「政策提言・イノベーション推進委員会」(幡優子委員長)に所属させていただいております。
今回嬉しいことに、このセミナーの担当委員会で関わらせていただいたことから、
小野先生と懇親会の席でいろいろお話させていただくことが出来ました♪
私が今回のセミナーにお連れしたポジティブ北大3年生のK子さんも一緒に参加させていただきました。
(まもなく起業、会社登記をします)
小野先生は関西方面でベンチャー支援などを行っているそうそうですが、
今後、北海道ニュービジネス協議会で再びのセミナーや勉強会を、道産子愛価格で行ってくださるそうです。
その時までに、私も弊社の新事業の分析などをしっかり行って、活きたアドバイスをいただけるように頑張りたいと思います!
最後に、小野先生が随所で、これからは「女性活躍は必須だ」とおっしゃっておられました。
それは、形だけでの女性役員やリーダーを作ることではなく、消費者目線のマーケティングや『人財』確保・教育も含めての言葉だと思います。
ふと、個人的に選択的夫婦別姓制度の実現を願っているのですが、
ここでもリンクしてくるのかもしれないな~と思った次第です。
零細企業の弊社ですが、起業して19年(法人化16年)、転機を迎えていることをひしひしと感じる毎日ゆえに、
これからも初心に帰り、腹をくくって頑張りたいと思いますm(_ _)m
貴重なお時間をありがとうございました。