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美女の定義とは?

2019/04/26

紀元前5000年前に、初代ファラオ(王)ナルメルが上下(南と北の事)エジプトを統一。
そして、紀元前50年頃、最後のエジプト王朝であるプトレマイオス朝のトップ、
クレオパトラは必死でローマの脅威と戦いながらエジプトを守ろうとしていました。

「鼻があと1㎝高かったら…。」
などと、美人だどうだという外見の話が多いですが、
実はクレオパトラの政治手腕はかなり興味深いストーリーが満載です。
実際、クレオパトラ7世はかなりの語学・社交術の達人だったそうですが。。。

エジプト http://www.ankh-jp.com

皆さん、こんにちは。
トータルバランス美容プランナーの小原 木聖です。

仕事柄、「美」についていろいろ考える事が多いのですが、
なぜか最近私の頭の中でクレオパトラがチョロチョロしてくれるので(笑)、
私の記憶を総動員して過去の記事などを読み返してみました。

そんな中で、
私が前に書いたこんな記事を発見。
その名も『素敵な王妃コラム』!!

■素敵な王妃コラム① 
クレオパトラ(容姿端麗なだけではない知性と母性に溢れた美人)

絶世の美女であり、男性を誘惑する事で国を治めていたといったイメージにとらえられがちなクレオパトラ女王。
しかし、実はとても知的で大きな愛情にあふれた母性の人だったのをご存知でしょうか?
もともとクレオパトラ七世はエジプト人の血ではなく、ギリシャ人の血を引くプトレマイオス朝最後、
エジプト王国最後の女王となった人でした。

実は容姿はそんなにきわだった人ではないけれど声が大変魅力的だったという説があり、
また、当時のエジプト周辺7ヶ国語を話せたというコミュニケーション術にたけた人だったといわれています。
よって、そういったクレオパトラの持つ独特の雰囲気に魅了された敵国の武将も少なくなかったのではないでしょうか?
実際、敵国状態であったローマの武将カエサル(シーザー)とアントニウスの2人を虜にしたのですからたいしたもの。

それにしても、クレオパトラはなぜそんなに権力にこだわっていたのでしょうか?
私は、クレオパトラを題材にしたいくつかの小説を読んでみた結果、
自分の母国と考えていたエジプト、そして我が子を守りたい、
そんな母性愛がもとになった行動だったように思えてなりませんでした。
だからこそ多くの人を魅了したのではないでしょうか。

もしかすると、「母性」が美女の魅力を増した秘訣だったのかもしれませんね。

■素敵な王妃コラム② 
ネフェルタリ (謙虚で聡明な絶世の美人)

日本では、古代エジプトにて「偉大な王」と言われたラムセス2世の妻「ネフェルタリ王妃」についてはあまり知られていませんね。
ラムセス大王は形勢不利な戦いさえも勝利に導き、子が100人以上いたといわれるつわもの、
他にも国内に素晴らしい建造物をたくさん残しています。
そんなラムセス大王が他の王妃とは別格で寵愛したネフェルタリ王妃とはどんな人だったのでしょう。

名前の意味のとおり絶世の美女だったというネフェルタリ。
生粋のエジプト人で、ラムセス大王が即位した頃から常に隣にいたといわれています。
有名なラムセス2世についての小説「太陽の王ラムセス」(クリスチャン・ジャック著)によると謙虚でありながらも
常に凛としていて冷静にまわりの動向をおさえ、影から夫を、大王を支えている人だったそうで
まさに完璧な良妻賢母として描かれておりました

また、先ほどの形成不利な状態から大逆転をおさめたと言われるヒッタイト(現トルコ)王国との戦い、
「ガデシュの戦い」でも、女性ながら常にラムセス大王のそばについていったとも。

晩年、当時のエジプト人の平均寿命が40代だったなか90歳位まで長生きしたといわれるラムセス大王。
ネフェルタリもラムセス大王の治世24年位で亡くなってしまったそうで、
その後の大王の悲しみはなかなか癒えなかったといわれています。

エジプトの最南端にあるアブシンベル大神殿にはそのとなりに妻ネフェルタリのための小神殿があります。
当時の古代エジプトの世界では異例の事だったようですから、ラムセス大王の妻への気持ち、
そこには感謝や尊敬の念も含まれているのかもしれませんね。

■素敵な王妃コラム③ 
シャハルゼード  (知恵を味方にして幸せを掴んだ美人)

千夜一夜物語(アラビアンナイト)でおなじみのシャハルゼード姫。
妻の不貞を見て女性不信となってしまったシャフリヤール王の心の病を治した美女として有名です。
この千夜一夜物語はアラブの様々な地域に起源をもっているそうで、
お話の中で中世のイスラム世界が生き生きと描き出されていると言われています。

さて、この王様の心の病とは、国の若い女性と一夜を過ごしては興味をなくして殺してしまうというもの。
次は誰が犠牲になってしまうのか、周囲が恐怖におののくなか、ついにシャハルゼードが選ばれてしまいます。
そこで、彼女は「どうしたら、殺されないですむかしら?」と思案することからお話が始まります。

思案の結果、シャハルゼードは王におもしろい物語を話して聞かせる事にしました。
そしてお話で気を紛らわさせ、話が佳境に入ったところで「続きはまた明日」とさっさと打ち切り、
王が次の話を聞きたくてたまらない状態に仕向ける事になるのです。

もちろん、シャハルゼードは一晩で殺されることもなく、毎夜この物語は続きました。
王も別の女性の事などもすっかり忘れ、そうこうするうちに気がつけば千夜が過ぎていました。
いつしか王の心の病気はすっかり良くなっており、
シャハルゼードは王のもとに嫁ぐ事になりいつまでも幸せに暮らしたと言う事です。

シャハルゼード姫に関してはとりたてて容姿のことはクローズアップされていないようです。
きっとそれなりに美しい人ではあったと思いますが、彼女の知性、
そして勇気がモノをいったのは言うまでもありません。

このように美人の定義はいろいろです。
そして、自分の持ち味を最大限に生かすことで幸せや運が掴めるのかもしれませんね。
シャハルゼード姫に、めでたし、めでたし!

美女にはいろいろな形がありますね。

ところで、まったくの個人的な話ですが、
私の中で「母の愛」という言葉を聞くと

野生動物のお母さんは、
大事な我が子を守るためであれば
自分より強い敵に立ち向かって戦う

といったシーンを思いだしてしまいます(*゚Q゚*)

母は強し、といったところでしょうか?(#^.^#)

最後に、おまけでこんな画像も発見。

カイロ博物館にあるツタンカーメンの黄金のマスクの後ろ姿。
なんだか、可愛いでしょ?(笑)

ツタンカーメン http://www.ankh-jp.com

友達になったエジプト人宅にお呼ばれして
友人のママの手料理をごちそうになった図。

(友人も私も当時は若くて怖いもの知らずだったなぁ。 って、今も??)

エジプト http://www.ankh-jp.com
 
海外珍道中日記は こちらから

 
いろいろな事を振り返ってみましたが、
『自分らしく生きる事』、
これがないとどうにもこうにも輝かない、
美女とは言えないのではないかな。

そして、
その生き方は人の数だけ方法がある。
そんな事を思う最近の私でした。

追記
古代エジプトパワーが呼びよせたのか?
上記に関する方が、あんくにNEW事務スタッフとしてまもなく登場します(^^)

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