2018/01/08
「発酵が肌質を改善する」
その原理は、微生物が食品中の成分を分解し、
アミノ酸やビタミンなどの栄養素を作るから。
食べたり、塗ったりする事で体内に取り込み、
楽しみながら発酵の世界感を味わってみませんか?
皆さん、こんにちは。
トータルバランス美容プランナーの小原 木聖です。
みなさん、発酵食品はよくお取りになっておりますか?
発酵をおこす主な菌と食品をご紹介すると-
・麹菌―味噌、醤油、鰹節、清酒、焼酎
・酵母菌―パン、ビール、ウィスキー、清酒、ワイン、味噌、醤油
・乳酸菌―ヨーグルト、チーズ、バター、乳酸菌飲料、漬物、キムチ、ピクルス、味噌、醤油
・納豆菌―納豆
・酢酸菌―ワインヴィネガー、米酢、りんご酢、ナタデココ、カスピ海ヨーグルト
などがあげられます。
おなじみのものばかりですね(^∇^)ノ
*都合よくビールの画像ですが・・・(笑)
さて、そもそも発酵とは、いったいどういう事なんでしょう?
微生物が成分を分解して酵素や酸など人間にとって有益な栄養素をつくる過程のことを発酵といいます。
何万種類もある微生物のうち、発酵するのはごくわずか!
なんともレアな微生物なんですね(^∇^)ノ
最近、注目されているのが発酵化粧品。
日本酒をコップ数杯お風呂に入れて入浴するコウジ酸や
飲むだけではなくお肌に塗っても良いと言われる必須アミノ酸を大量に含む甘酒など、
美白や保湿の強い味方になると言われています。
秋田美人の由来は美味しいお米と日本酒だと言われますものね。
その他にも、発酵ヒアルロン酸!
高分子のヒアルロン酸を約1ナノメートルまで小さくしたもので
皮膚への高い浸透性が注目されています。
発酵化によりお肌を守るバリア機能もアップするんですって。
他にも、
コメ発酵液、ハトムギ発酵液、ビフィズス菌発酵エキス、シャルドネ発酵エキスなどもあるそう。
発酵による効果をまとめてみます。
・小さく分解されているので吸収されやすい
・外からも体内の常在菌を増やせる
・肌本来の代謝力を引き出す
・アミノ酸やビタミンなどの有効成分が増える
その結果、
・肌を若々しく保つ
・くすみやシミのない白い肌に
・しっとりうるおい肌に
・ターンオーバーの活性化、お肌の生まれ変わり
などの嬉しい効果が期待されているのです。
もちろん、腸内細菌のコントロールにも役立ってくれますね。
最後に、
発酵と腐敗は別ものです!
発酵が過ぎると腐敗してしまい、
人体に有害な成分を作りだしてしまうので、ご注意を(つД`)ノ
世界の発酵食品には、
イタリアのアンチョビや中国のメンマ、
韓国のキムチやフィリピンのナタデココ、
そして、カナダにはキビヤックというイヌイット族の保存食として
アザラシの腹に海鳥を詰めて熟成させた食べ物もあるんだとか。
発酵、
定番でありながら、新しい発見が増えそうで
今後も注目ですね(*^_^*)
*参考:(一社)日本エステティック協会会報誌2017年3月号より