SDGs17の目標ともリンクするWell-being~誰もが心豊かに暮らしていける社会作りについて、
美容と心理に関わる者として、
日々の業務や出来事の中で、
最近いろいろな角度から考えさせられることが多いです(^^)
皆さん、こんにちは。
トータルバランス美容プランナーの小原 木聖です。
美容師、エステティシャンに長く従事していますが、
最近はカウンセリングやプランニングなどの心理士よりの業務がかなり増えてきました(^^)
いろいろなメソッドがあり、
範囲の広い心理学の世界の全体像をおさえたくて、
昨年、認定心理士の顔も得ましたが、
案の定さらに奥行きが深くなり、さらに視界も広がりつつあります。
通常、私はストレスの初期症状と密接に関係する肌や髪のトラブル対応、
これからのお一人お一人のライフプランに適した施術方法の提案などがメイン業務です。
しかし、トラブル状態がちょっとすすんできている場合、
実は、髪や肌のケアだけで終わらないことがあります。
特に、目の前にいらっしゃる方の背景が見える時、または観えた時、
その問題は、最終的にはその方を含めた社会全体にも原因があることを突きつけられると、
これは時間がかかりそうだなぁと感じることもあります。
美容の領域と密接に関わるメンタルヘルスの問題、いろいろ奥が深いですね。
私が奥が深いなと思ったことは、その方の思考パターンだけではなく、
その方を含む代々にわたる家系の価値観に強いバイアス(偏り)がかかっている、
地域性の問題、
ジェンダーの問題、
医療の分野に大きく関わること(ホルモン、病後の体質の変化など)、
経済的な問題、
資本社会の歪みの問題、など
その方個人の気力の力だけでは解決できないものをいくつか背負っている状態です。
もちろん、私も含め、誰もが大なり小なりいろいろなことを背負って生きていますし、
いろいろなことがあって当たり前だと私は考えています。
ただ、最初の段階で重要なことは、
自分で自覚して目の前の出来事を対処しているのか?
その為に、まずは素の自分と向き合えているのか?
自分自身を肯定出来ているのか?
私流に言うと(笑)、
自分のダメダメな面を知って、それを認めて、
そんな自分でもなかなか捨てたもんじゃない、嫌いじゃない、
もしかしたら、案外好きかも(笑)、などと思えることが最初のステップかと思っています。
自分を本心から肯定出来ないと、
人を肯定出来ないものだなぁとつくづく思うのです。
あからさまに他人に攻撃的な方は、周囲も異変に気づき、適切な距離をとりやすいと思います。
しかし、反対に過剰な良い人を演じてしまうタイプの方の場合、
そして、そのことに自分自身が気づけていなく問題が表面化しずらい場合は
対応に頭を悩ませる場合もでてきます。
さらに、自己犠牲の精神を美徳化し、周りにそれを強要している場合、
(その部分も本人は気が付いていない)ケースは、
良い人でなければならないような世間の風潮とあわさって周りも指摘しずらく、
気が付けば、心の底で孤独が増してしまい、
ますます自分を見失ってしまうように感じています。
そう考えますと、
自分の気持ちに正直に生きていること、
自分の言葉を偽らず、飾らず発言していることが、
まさに本来の「愛」なんだなと感じます。
このように、自問自答の結果、
または周りの方との対話から自分の本来の姿を見つけられた方は、
転んでも、ちょっとくらいのケガをしても、
ちゃんと立ちあがって前へ進んで行けると思います。
人間なので時にブレるものですが、
周りの方がそっと手を差し伸べてくれたり、なんだりで、
なんとか進んでいけるものですよね(^^)
この辺までの経緯は、
今までの体験とともに こちらの著書でもまとめさせていただきました。
恐縮ながら、宣伝(?)です。
さて、いろいろな要素を背負っていて、
状況がかなり濃ゆい方で、
私が関わるべき方に対しては、どうあるべきでしょうね?
先日、とある医療従事者でヒーラーでもある方が、
「マリア様の心で。。。」という一言をそっとつぶやいたことが印象的でした。
このマリア様の心というのは、
自己犠牲でも、美徳化でも、甘やかすことでも、特別視することでも or etc…でもなく、
ありのままを指しているのではないかと私はとらえています。
答えはシンプルで、本来は日常の中にヒントがあるもの。
ひとつひとつ、丁寧に毎日を過ごすことで、
取り組んでいきたいと考えています(^_^)